M字ハゲの基準と兆候、生え際の後退はAGAが原因か?などを説明し、M字ハゲ・生え際の後退の進行を抑える治療法と、M字ハゲの治療を行うためのクリニック選びのコツとについても説明しています。
M字はげとは左右の生え際を剃り込みをしたように後退した状態を言い、正面から見たときにおでこと生え際が「M」の形に見えることでM字はげと呼ばれることが多いようです。
生まれつきで生え際がM字型の男性も多くいるため、自分はM字ハゲでは?と思う方もいるようですが、進行している様子がなければM字はげとは言えないでしょう。
では、どのような状態がM字ハゲと言えるのか、基準と兆候について確認してみましょう!生え際が後退する原因についても説明しているので、以下を参考にしてみてください。
今現在では、M字はげを判断するための医学的な定義はありませんが、M字はげが進行しているのかを確認するための基準として、髪が薄くなる進行過程をまとめたハミルトン・ノーウッド分類を参考にしてみてください。
ハミルトン・ノーウッド分類から生え際が後退しているかを確認する方法としては、両耳の穴から頭頂部を結んだ線と、M字の生え際部分から頭頂部を結んだ線の2つの線の幅が2cm以下の場合にM字ハゲの可能性が高いとされています。
ただし、実際の生え際の毛髪の生え方については人それぞれで異なるため、ハミルトン・ノーウッド分類がすべての人に当てはまるわけではありません。
そのためM字はげを疑う際には、生え際の毛髪の様子をチェックすることも行ってみてください。
兆候と思われる症状には、抜け毛の増加や他の部分と比べて毛量の減少が見られ、生え際の毛髪が他の部分の毛髪と比べて細いまたは前髪が薄くなったと感じることが判断基準の1つとしてあげられます。
生え際の産毛が薄くなっている、あきらかに後退しているのが自分でも分かるという人は、M字ハゲが進行している可能性が高いと言えます。
では、生え際の後退・M字はげが起こる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
M字はげの原因にはいくつかあり、睡眠不足や偏った食事などの生活習慣の乱れ、ストレス、紫外線やカラー・パーマによる頭皮のダメージ、間違ったヘアケアによる頭皮環境の乱れなどがありますが、もっとも多い原因がAGA(男性型脱毛症)です。
生活習慣や頭皮環境の乱れによる生え際の抜け毛・薄毛に関してはこれらを見直すことで改善できるケースもありますが、AGA(男性型脱毛症)が原因のM字はげに関しては治療が必要になります。
AGA(男性型脱毛症)は男性ホルモンの作用によって抜け毛や薄毛が進行し、放置していると生え際の後退が進んでしまう疾患です。
AGA(男性型脱毛症)は進行性のため、M字からU字へ薄毛が進行する可能性があり、早めの対処・治療を受けることが必要になります。
以前よりも生え際が薄くなっている、M字が進行しているなどの自覚がある方はAGA治療を行う病院やクリニックでの治療を視野に入れるとよいでしょう。
M字はげの原因はいくつもありますが、AGA(男性型脱毛症)だった場合には症状が進行してしまうため治療が必要です。 ただし初期の段階ではAGAかを自分で判断するのは難しいのが現状です。
AGA治療を行っている病院やクリニックでは、現在の状況と経過を踏まえて診断を行ってくれるので、M字はげの原因が自分では分からいという方は、まずは相談から始めてみるのもよいでしょう。
足を運ぶことに抵抗がある方は、ビデオ通話で診察を行っているオンライン診療に対応したクリニックを検討してみるのも一つの方法です。
M字はげがAGA(男性型脱毛症)だった場合には、どのような治療法があるのかをチェックしてみましょう。
M字ハゲの治療法
以上の4つの治療があります。
内服薬や外用薬を使用した治療は、AGA治療を行うクリニックで取り扱われていることが多いスタンダードな治療です。
注入治療や自毛植毛は外科的な施術が必要になる治療のため、専門医がいる限られたクリニックや病院で行っています。
それぞれの治療には、主に使用される治療薬や薬剤、施術方法が異なるので、以下の章で詳しく内容を解説しています。
自分にはどのような治療が合っているか、治療の効果と副作用を含めて確認してみてください。
M字ハゲの治療を実際に受けたい場合には、どのような点に注目して病院やクリニックを選んだらよいのか、治療や費用を踏まえたうえで選ぶ際のコツについて解説したいと思います。
まず、病院やクリニックを選ぶ際にチェックしておきたいポイントについては以下のとおりです。
M字ハゲの治療を行う病院・クリニック選びのコツ
上記の3つのポイントに注目して選んでみるとよいでしょう。
治療の項目で前述しているとおり、病院やクリニックによって取り扱っている治療法は異なります。内服薬や外用薬などの投薬治療のみを行っているところや、多種の治療薬を扱っているところ、投薬治療と注入治療、自毛植毛の施術まで行っているところなど様々です。
取り扱っている治療法や治療薬が複数あるほど治療の幅が広くなり、M字はげの進行状況に合わせた治療が行えます。
さらに治療効果が得られなかった場合には治療法を見直し治療方針を変更することも可能なので、病院やクリニックを選ぶ際には治療法や治療薬の種類に注目して選ぶとよいでしょう。
2つめは治療にかかる費用をチェックしましょう。
AGA治療は自由診療にあたるため、同じ治療薬であっても病院やクリニックによって治療費用が異なります。
治療費用は全額自己負担という点や、M字はげの進行状態によっては複数の治療を組み合わせた場合もあるため、一般の診療と比べても費用がかかります。
そのため受けたい治療が月間と年間でどれくらいの費用がかかるかを確認しておきましょう。
クリニックのなかにはカウンセリング料や診察料、血液検査用料などの治療以外でかかる費用を無料にしているところや、コース契約や治療薬の定期配送・まとめ買いの利用で通常よりも割安な価格で継続できるところもあります。
治療費が予算よりも高額になってしまうと継続することも難しくなってしまうため、自分の予算に合った費用かを確認しておくのは大切なポイントです。
3つめは、M字ハゲの治療を受ける場合には定期的に通院することになるため、通院のしやすさも確認しておきたいポイントです。
病院やクリニックの立地はもちろんですが、医師やスタッフの対応、診療方法に配慮されているかをチェックしてみてください。
医師やスタッフの対応に関しては、実際に通院している人たちの意見が書かれている口コミ評判などを参考にしたり、カウンセリングなどを利用してみると実際の雰囲気がつかみやすいです。
また、診療方法の配慮に関しては住んでいる地域によっても異なりますが、治療を受けたくてもクリニックが遠方で通うのが難しい、多忙で定期的にクリニックに通うのが面倒という方もなかにはいると思います。そういった場合には、対面診療のみならずオンライン診療にも対応しているクリニックかを確認しましょう。
オンライン診療は内服薬や外用薬などの投薬治療が受けられますが、インターネット環境がありビデオ通話が利用できるスマートフォンやパソコン、タブレットなどの機器があれば、自宅や好きな場所で人目を気にせず診療が受けられます。
治療薬は自宅まで配送されるので、通院するまでの時間と交通費が省けるというメリットもあります。
クリニックによっては通院する人の都合に合わせて対面診療とオンライン診療のどちらでもOKとしているところもあり、治療薬を切らすことなく継続することができます。
通院のしやすさは継続のしやすさにも繋がるので、クリニックの雰囲気や対応のみならず、オンライン診療にも対応しているかなども含めて選んでみるとよいでしょう。